2018年3月14日水曜日

【赤い三角屋根、20年に復活】旧国立駅舎復元、7月に竹中工務店で着工へ

2003年頃の国立駅南口。
街のシンボルとして市民に親しまれていた
東京都国立市は7月にも、赤い三角屋根が特徴だった「旧国立駅舎」の復元工事に着手する。設計・施工は竹中工務店が担当。20年2月の竣工を目指す。

 建設地はJR国立駅南口の隣接地で、旧駅舎があった場所(東1の1の69ほか、事業面積648平方メートル)。復元では市がJR東日本から引き渡され保管している部材や保有資料を使い、開業当時の姿をよみがえらせる。

 高さは12・42メートルとなる。完成後は観光案内所や展示・多目的スペースとして活用する。

 旧駅舎は1926年に竣工。箱根土地(現プリンスホテル)が建設し、当時の鉄道省に寄付した。明治~大正期の建築物に多く見られた「キングポストトラス」と呼ばれる構造技法が使われており、市の有形文化財に指定されていた。JR中央線の高架化に伴い、2006年に解体された。

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