2018年4月10日火曜日

【記者手帖】技術進歩と働き方改革

熊本市が日本マイクロソフトの協力を得て、人工知能(AI)などを活用した職員の働き方改革に取り組むと発表した。AIの助言を頼りにして、仕事の負荷が大きい職員の業務を削減するそうだ。AIは業務の効率化を図る「切り札」として期待が高く、テレビや新聞で関連報道を見ない日はない◆技術革新は、仕事や生活のさまざまな場面で効率性や利便性をもたらす。先日購入したブルーレイレコーダーには、本体に録画した番組をスマートフォンなどで見ることができる機能が付いていた。身近な技術の進歩を感じる◆建設業でAI、IoT(モノのインターネット)、ICT(情報通信技術)などを用いて施工や業務を効率化し、休日出勤や長時間労働の是正につなげようという取り組みが盛んに行われている◆新年度に入り、建設業界を挙げた働き方改革が本格的に始まった。労働時間の罰則付き上限規制の導入が数年後に控えている。最新技術と組み合わせて建設業の新たな魅力を発信できれば、若手の入職者が増え、一層のにぎわいをもたらすことになるだろう。(敬)

0 コメント :

コメントを投稿