2018年7月30日月曜日

【回転窓】真夏の新しい風物詩

自宅近くでひまわりが咲き誇っている。幼児くらいの背丈でたくさんの花を付けたり、屋根の近くまで伸びて咲いたり。台風に耐えている姿は頼もしいけれど、映えるのは青空の下のように思う▼「今年はひまわりかな」。菜の花畑にひまわりの種をまき、開花を楽しみにしてきた近所の人が、黄色の具合を菜の花と比べて、ひまわりに軍配を上げていた。大きさも花の数も色も話題になる。さすがは夏の主役の一つ▼女子小中学生と保護者を対象にした日本建設業連合会(日建連)の「けんせつ小町活躍現場見学会」が始まった。女性も多く活躍する建設業の魅力と、ものづくりの迫力を感じてもらうのが狙い。早々と定員に達した現場もあり、4年目の今夏も人気は上々のようだ▼「おもしろかった。自由研究に役立ちます」「丁寧に対応してくださって、工事現場を満喫できました」。取材で出会った女子中学生と父親が笑顔で感想を話してくれた。建設業のファンを着実に増やせている▼真夏の恒例イベントにすっかり定着した見学会。現場のおもてなしが、ひまわりのように個性あふれる若者の入職につながるように願う。

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