2018年8月10日金曜日

【数寄屋橋交差点に新名所】ソニー、東京・銀座に「ソニーパーク」オープン

 ソニーは9日、東京・銀座の数寄屋橋交差点に「銀座ソニーパーク」をオープンした。

 「変わり続ける公園」をコンセプトに20年秋までの期間限定となる。ブランディングはソニー、施工は大成建設が担当した。公園の閉鎖後は22年の竣工を目指し新たなソニービルを建設する計画だ。

 銀座ソニーパーク(中央区銀座5の3の1)は、敷地707平方メートルの地上部の「グラウンドレベル」と、地下4階までの「ローワーパーク」で構成する垂直立体公園。地下部は旧ソニービルの地下階を活用している。実験的な試みをする店舗を設けるほか、イベントも展開する。

 施設規模は地下5階地上1階建て延べ3805平方メートルの規模。1966年に完成したソニービルの地下躯体を残し、壁やタイルなどの名残を生かした。地下2階は東京メトロのコンコース、地下3階は西銀座駐車場に直結する。

 パークは、新しいソニービルを2段階で整備する「Ginza Sony Parkプロジェクト」の第1ステップ。第2ステップとして20年秋以降、ビル建設に着手する。新たなビルのコンセプトは公園。銀座ソニーパークを縦に伸ばす「アッパーパーク」として、有識者らとともに基本構想に入っている。建物の最高高さを56メートルとする銀座ルールに合わせて、高層ビルにするかは未定で検討する中で決める。

 パークを運営するソニー企業の永野大輔社長は8日の報道向け内覧会で、「2020年に向けて東京で多くのビルが建て替える中、いったん『あえて建てない』という選択をした。『人のやらないことをやる』ソニーのDNAだ。ここ銀座は実験の場。新たなビルもソニーらしさを大切にしたい」と語った。

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