2018年8月29日水曜日

【地元小学生らが〝夢〟描く】名神高速道路下にトンネルアート完成

 大阪府吹田市の名神高速道路下トンネル(江坂町3)の壁面に地元小学生らが7~8月にかけて製作したトンネルアートの完成式が26日、同所で開かれた。

 トンネルアートは市内の美術愛好家らでつくる「現代美術を楽しもう塾」(蓬田理恵子塾長)が2006年から毎年企画。トンネル壁面に明るい絵を描くことで、通行者に芸術を身近に感じて心を豊かにしてもらおうという意図の下、吹田市や日本ペイント(大阪市北区)などの後援で開催している。

 市内4カ所目となる同トンネルは、昨年に西側壁面のアート製作が完成。今年は昨年に続き「ぼくの夢、わたしの夢」などをテーマに地元小学生ら234人が、7月7~23日と同30日~8月13日の計12日間で東側壁面に絵画を製作した。

 プロのアーティストや大阪市立大学美術部の学生らのサポートを受けながら、延長約40メートル・高さ約3・6メートルのアートが完成。壁面には野原や海で戯れる人間と動物たちの姿など、子どもらしい自由な発想の絵画が並んだ。

 完成式には後藤圭二吹田市長や製作場所を提供した西日本高速道路会社など関係者が多数出席。後藤市長は「多く方々の協力の下、トンネルアートが完成し大変喜ばしい。通行者に良い気持ちになって頂くとともに、落書きの抑制などの効果も見込める」と話した。

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