2018年8月17日金曜日

【回転窓】平成最後の夏を乗り切る

自宅近くの公民館で小学生がダンスの練習に励んでいる。5月に行われた運動会の演目が好評で、夏祭りで披露するよう学区の町会から依頼があったそうだ。練習の成果もあって小さな踊り子たちの足さばきが日に日に華麗になっていると聞いた▼子どもたちを見守る大人は、家族旅行におすすめの行楽地の情報を交換したり少年サッカーの熱中症対策を真剣に討議したりと、夏の話題に花を咲かせている。それぞれがすてきな思い出を残してほしい▼今夏は楽しむ余裕がないほど猛暑日が多い。安全衛生関係の団体によると、現場では送風ファン付きのワークブルゾンや吸収効率の高い飲料の需要が例年以上で、メーカーの供給が追い付かない人気商品が複数あるという▼猛暑に伴って国土交通省は、建設現場の熱中症対策の推進を自治体や建設関係団体に要請し、工期の見直しを含む対応を求めた。作業員に配慮し、熱中症対策として工期の延長を認める措置を講じる発注者も出てきている▼来週には二十四節気の一つ処暑を迎えるが、熱中症を警戒する日々はまだまだ続く。体調管理に万全を期して平成最後の夏を楽しんで。

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