2018年8月28日火曜日

【記者手帖】インフラの重要性再確認

全国で猛暑日が続き、台風が立て続けに列島を直撃…。気象上、記録にも記憶にも残りそうな平成最後の夏がもうすぐ終わる。中でも2018年7月豪雨はとてつもないインパクトと教訓を残した。気候変動の影響とみられる異常気象は今後も続くと思って対策に努める必要がありそうだ◆今さらながらインフラの整備と維持管理の重要性を再認識した。河川やダム、砂防堰堤が防災・減災効果を発揮。道路や港湾なども救援物資の輸送に役立った。インフラがなければ現状より被害は大幅に拡大し、救援や応急復旧も遅れていただろう◆盆休みに帰省した山口県では豪雨の被害に加えインフラの老朽化も実感した。実家周辺の幹線道路は舗装がでこぼこで、中央分離帯や歩道で草が伸び放題。鉄道は車両に当たるほど草が伸びている区間があった◆くしくも帰省中の14日、イタリア北部のジェノバで高速道路高架橋の崩落事故が発生し、日本でも大きく報じられた。インフラを適切に維持しなければ大惨事になりかねない。そうした警告を世界中に発した事案と受け止めるべきであろう。(か)

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