2018年10月23日火曜日

【施工は竹中工務店と近く契約】名古屋テレビ塔(名古屋市中区)、免震改修へ12月から準備工着手

 名古屋テレビ塔(名古屋市中区、大澤和宏社長)は、栄地区のシンボルとなっている「テレビ塔」(中区錦3)を免震化する。

 12月から準備工事に入り、19年1月に営業を休止して本格的な改修に着手する。リニューアルオープンは20年7月以降となる。基本・実施設計は日建設計が担当した。施工については近く、竹中工務店と契約する。総事業費は約20億円。

 テレビ塔は、日本初の集約電波塔として1954年に完成。高さは約180メートル。現在、地上90メートルに展望台、地上30メートルにレストランなどがある。

 改修工事では、基礎部分に免震装置を設置する「免震レトロフィット工法」を採用する。低層階については、鉄塔などの構造物から建築物に変更し、ホテル、レストラン、カフェ、イベントスペースなどを設ける。ホテルは4階(13室)、5階(スイートルーム1室)に配置する。改修対象面積は延べ3799平方メートル。

 テレビ塔のある久屋大通公園北エリアでは、20年供用開始を目指しPark-PFIを活用した再整備が行われる。担当は三井不動産、大成建設、日建設計、岩間造園で構成する企業グループ。テレビ塔も、これに合わせリニューアルされる。

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