2018年11月19日月曜日

【女子高生がまちづくりに貢献】福井県鯖江市、全国地域づくり協議会会長賞受賞

 ◇JK課、自由な発想で各種企画◇

 女子高生が街づくりに貢献-。福井県鯖江市が14年度に立ち上げた「鯖江市役所JK課」は、市内の高校に通う女子高生の自由な発想で、自分たちの街を楽しむ数々の企画や活動を展開している。

 このほど国土交通省が創意と工夫を生かした個性的な地域づくり活動に贈る18年度地域づくり表彰で、全国地域づくり協議会会長賞を受賞した。

 JK課は、女性の高校卒業後の転出や地域離れを食い止めようと、若者や女性が日常生活の中で気軽に地域活動に参加する実験的プロジェクトとして始動。これまでに、市の地場産業であるめがねフレームのデザイン、伝統薬味の「山うに」を使用したおにぎりとサンドイッチの開発、市内のパティシエグループと協働したオリジナルスイーツの開発・販売などの活動を展開。発足以来、年間80日、20回以上の事業実施という実績を上げている。

 大人を巻き込みながら地域活動を実践することを通じ、若者や女性が進んで地域活動に参加する新たなモデルの構築を目指している。地域の産業振興や街づくりの活性化に寄与し、プロジェクトの趣旨に賛同する全国の自治体への横展開も始まっている。

0 コメント :

コメントを投稿