2018年12月26日水曜日

【20年度着工へ来年度から実施設計】ジブリパーク(愛知県長久手市)、大芝生広場中心に5エリア配置

ジブリパーク「大倉庫エリア」のイメージ
(提供:スタジオジブリ)
愛知県は、スタジオジブリのアニメ作品の世界を展開する「ジブリパーク」について、整備概要を発表した。愛・地球博公園(長久手市)にある大芝生広場を取り囲むように5エリアを配置する。デザイン監修を同社、基本設計を日本設計が担当、本年度中にまとめる。19年度から実施設計に入り、20年度に着工する。5エリアのうち「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森エリア」の3エリアを22年秋に開業、残る「もののけの里エリア」「魔女の谷エリア」は約1年後のオープンを目指す。

 計画によると、「青春の丘エリア」になるのは、現在のエレベーター棟周辺約7500平方メートル。同棟を19世紀末の空想科学的要素を取り入れた建物に改修。映画「耳をすませば」に登場する「地球屋」を再現した施設やロータリーのある広場も整備する。

 「ジブリの大倉庫エリア」は、温水プール跡地に整備される。約60メートル×70メートルの建物内に和洋折衷の建築空間を配置する。「どんどこ森エリア」は、既存の「サツキとメイの家」の周辺約2万平方メートルが対象。受付棟を改修するほか、裏山の遊歩道をトトロの森をイメージさせるよう再整備する。

 「もののけの里エリア」の対象地は、体験学習向けの果樹園や田として使われている「あいちサトラボ」内の未供用エリア約5400平方メートル。映画「もののけ姫」をイメージした「タタラ場」は体験学習施設となる。そのほか、炭焼き小屋や休憩所などを設置する。

 「魔女の谷エリア」は大芝生広場東側の未利用地約2万7000平方メートル。北ヨーロッパ風の空間として映画「ハウル動くの城」「魔女の宅急便」をイメージしたエリアとする。

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