2019年1月24日木曜日

【2040年代の完成めざす】築地市場跡地(中央区)、創発MICE拠点整備へまちづくり方針素案

東京都は、旧築地市場(中央区)の跡地をMICE(国際的イベント)機能を核とした国際交流拠点に再整備する。

 東京のブランド力を創出・発信する「創発MICE」を目指し、国際会議場を中心に大規模な集客・交流施設、インキュベーション施設などを導入。多彩な導入機能の融合や周辺エリアとの連携で相乗効果を生みだし、東京や日本の成長につなげていく。

 施設の整備・運営には民間活力を積極的に活用。工程を4段階(第0~3段階)に分けて整備を進め、2040年代の全体完成を目指す。

 都は23日、庁内で関係局長会議を開き、旧築地市場跡地の将来像などをまとめた「築地まちづくり方針(素案)」を決定した。カジノを含むIR(統合型リゾート)の導入可能性について、小池百合子知事は「素案に盛っていない。再整備の検討は素案をベースに進める」と発言するにとどめた。

 素案によると、土地の利用は旧築地市場跡地(約23ヘクタール)を▽おもてなしゾーン▽交流促進ゾーン▽ゲートゾーン▽水辺の顔づくりゾーン-に分け、誘導する機能を提示した。浜離宮恩賜庭園に面したおもてなしゾーンは国際会議場や上質なホテルを配置。交流促進ゾーンには集客・交流施設のほか研究開発施設を設ける。ゲートゾーンは交通ターミナルや、ホテル、サービスアパートメントを置き、水辺の顔づくりゾーンは船着き場や水辺を活用したにぎわい空間とする計画だ。

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