2019年4月18日木曜日

【収容1万人規模、ブースターの声に対応】千葉ジェッツ、新アリーナ建設プロジェクト始動

 プロバスケットボールチーム・千葉ジェッツを運営する千葉ジェッツふなばし(千葉県船橋市、島田慎二社長)は、1万人規模の新アリーナ建設を目指すプロジェクトを始動した。

 建設地や詳細な施設規模、事業スケジュールは今後検討するものの、同社が所有・運営する方向で整備計画を詰める。エンターテインメントとして試合を提供するための仕様にしながら、試合開催以外の用途にも対応できるようにする。

 千葉ジェッツは、プロバスケ・Bリーグの1部(B1)で2年連続地区優勝、天皇杯3連覇を果たした強豪。Bリーグ参入以降は観客動員1位の人気チームとなっている。船橋アリーナ(千葉県船橋市)と千葉ポートアリーナ(千葉市中央区)をホームアリーナにしているが満員開催が増加。ブースターと呼ばれるファンから「試合を見たいのにチケットが手に入らない」といった指摘が相次いでいる。

 同社は観戦環境の整備をチーム運営や経営の課題に挙げ、より多くのブースターが試合を体験できるよう、新アリーナの建設に乗りだすことにした。パートナーシップ契約を結んでいるミクシィと建設事業の実施に向け資本業務提携しており、ミクシィが株式の過半数を取得し、親会社となる見通し。

 新アリーナの詳細は未定ながら、「顧客満足を追求する」(同社広報担当者)考え。チームの試合開催は年間30日程度となるのを踏まえ、バスケットボール以外での施設利用も想定した計画を検討するという。

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