2019年4月23日火曜日

【来年3月、五輪聖火リレー出発】Jヴィレッジが全面再開、福島復興のシンボルに

新宿泊棟(奥)と練習ピッチ
福島県楢葉、広野両町にある大型サッカー練習施設「Jヴィレッジ」が20日、2011年の東日本大震災から約8年ぶりに全面再開した。近隣には鉄道アクセスが可能になるJR常磐線の新駅「Jヴィレッジ駅」も開業。福島県や地元自治体にとって震災からの復興を目指すシンボルとなる。
全天候型屋内練習場の内部
Jヴィレッジは東京電力福島第1原発事故の後、事故対応の前線基地として使用された。ピッチに鉄板が敷かれ工事車両などを駐車。建物も工事関係者が使用し事故対応に当たった。17年3月までに前線基地としての役割を終え、施設の原状回復や新施設の整備などを進めてきた。
Jヴィレッジ駅はホームと駅舎の高低差が20mある
Jヴィレッジ駅は地元の強い要請を受けJR東日本が整備した。常磐線の広野駅と木戸駅の間に位置。イベント・試合時に列車が臨時停車する。大型連休中は毎日上下各5本の列車が停車するという。
地元の要請に応え、約11カ月という短工期で駅を完成させた
駅の営業中はサッカー日本代表の試合などで用いられているヴェルディ作曲の「アイーダ」がBGMとして流される。

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