2019年4月8日月曜日

【凜】戸田建設東京支店・渡邉景子さん

 ◇発展途上だから面白い◇

 大学院でコンクリートを研究し、当初からゼネコンへの入社を志望していた。だが、その当時は就職氷河期。思うようにいかず、転職を経て足場関連会社に入り、派遣のCADオペレーターとして腕を磨いた。そこで出会ったのが、戸田建設だった。派遣社員として現場に通いながら、ゼネコンで働きたいという思いが再燃。その熱意が採用につながった。

 同社は、現場での納まりなどを考慮しながら設計図書を読み込み、施工図を作成する「生産設計」というプロセスを重視している。入社してから生産設計の仕事を担当し、その奥深さを思い知った。「まだまだ未熟で、発展途上だと思う。だからやりがいも大きい」と力を込める。現在は、本社の仮移転先となる自社ビルの建築プロジェクトを担当。頻繁に打ち合わせがあり「現場に行くことが楽しい」と笑顔で話す。

 経験を積み、自分一人で物件を担当するのが今の目標。「『この人なら頼りになる』と思ってもらえる技術者を目指したい」と先を見据える。

 自宅に帰れば1児の母に戻る。仕事と子育てを両立する中で、もっと柔軟な勤務形態があっても良いと考えるようになった。「在宅勤務など多様な働き方を自分なりに考えていきたい」と話す。趣味はヨガ。健康にも気を配りながら仕事にまい進していく。

 (建築工事生産設計部生産設計課、わたなべ・けいこ)

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