2019年4月15日月曜日

【2022年3月完成めざす】名古屋競馬場移転整備PFI、大和リースら3社グループに

 愛知県競馬組合は、PFIを導入する「名古屋競馬場移転整備等事業」の総合評価一般競争入札で、大和リース、熊谷組、日本管財で構成するグループを落札者に決めた。

 協力企業として松田平田設計、エコシステムズ・ジャパンが参加する。落札額は121億8240万円。同競馬場を名古屋市港区から弥富市へ移転・整備し、施設の維持管理を行う事業。本年度から設計に着手し、2022年3月までの完成を目指す。競馬場整備にPFIを導入するのは全国で初めて。

 移転先は、同組合弥富トレーニングセンター(弥富市駒場)の敷地約59万4700平方メートル。競馬を開催できるようコースの改修、スタンド新設などを実施する。スタンド棟はS造3階建て延べ約5450平方メートル。

 地方競馬で初となる「ホースビューコリドー」を設置、パドックからコースに移動する競走馬を間近で見られるようにする。コースは、ナイター競馬を開催できるよう照明設備を充実させる。大型映像装置を設置したりゴール前直線を長くしたりして、レースの迫力を演出する。

 このほか、S造8階建て延べ約4000平方メートルの調教関係者住宅(1K、2DK、3DK合計92戸)などを新設し、騎手会館、装鞍所を改修する。

 事業はBTO(建設・移管・運営)方式。維持管理は37年3月までの15年間。アドバイザリー業務を三菱UFJリサーチ&コンサルティング、基本設計を山下設計が担当した。

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