2019年4月11日木曜日

【民活導入でスポーツ施設整備】兵庫県姫路市、手柄山スポーツ施設整備基本計画策定

 兵庫県姫路市は「手柄山スポーツ施設整備基本計画」を策定した。

 手柄山中央公園(西延末、約38・2ヘクタール)の中長期的な整備方針を示した「同公園再整備基本計画」(2017年策定)に基づき、全体2期計画の第1期事業として新体育館や新市民プールを整備する。

 事業手法にはPPP・PFIを導入し、19~21年度に事業者募集に向けた検討を進め、21年度に事業者を募集・選定する。25年度内の第1期事業完了を目指す。

 事業計画地は同公園内の現手柄山遊園と現市民プールがある北側エリア。JR姫路・英賀保間の新駅整備構想エリアと隣接することから、連絡通路を整備することで新駅から南方向へ動線を確保する。

 計画では同公園に近接する総合スポーツ会館(中地、RC一部S造地下1階地上2階建て延べ1万2812平方メートル)を公園内に機能移転する。公園内の既存の中央体育館(同3階建て延べ9067平方メートル)、県立武道館(RC一部SRC・S造地下1階地上2階建て延べ1万4034平方メートル)と競技利用や市民利用で機能分担を図る。

 新設する新体育館の想定規模は延べ約1万9000平方メートルで、メインアリーナ(3000平方メートル、3500席以上)とサブアリーナ(1000平方メートル、200席程度)のほか、柔道場、弓道場、トレーニングルームなどを設ける。新市民プールは延べ約1万1000平方メートルを想定。屋内型の競技用(50メートル+25メートル、2500席以上)と屋外型のレジャープールを整備する。

 配置計画では事業エリア東側に新市民プールを整備し、新駅側の北面に競技用プール、南面にレジャープールをそれぞれ配置する。エリア西側には新駅との間に駅前広場を挟んで新体育館を整備する。事業者を選定した後、22年度から設計・施工を行う。25年度の第1期完了後は、第2期として植物園・緑の相談所、芝生広場、レストハウスなどを公園内に整備する見通しだ。

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