2019年4月16日火曜日

【鹿島JVや横河ブリッジなど6チーム】政府、廃炉作業チームに首相感謝状贈呈

安倍首相(中央)と記念撮影する福島第一原発3号機
原子炉建屋カバーリング工事JVのチームメンバー
(写真提供:経済産業省)
政府は14日、福島第1原発(福島県双葉、大熊両町)の廃炉・汚染水対策に取り組む企業のうち、厳しい作業環境で顕著な功績を挙げた作業チームに「内閣総理大臣感謝状」を授与した。授与式には安倍晋三首相が出席し、受賞した作業チームの代表者に感謝状を手渡した。続いて安倍首相は作業チームの関係者と今後の作業見通しなどで意見交換した。

 意見交換後、安倍首相は「現場の皆さんの大変な努力によって廃炉作業が一歩一歩着実に進んでいる。(2013年9月の)視察は完全に防護服で身を固めなければならなかったが、今回はスーツ姿で視察できた」と話した。その上で「今後も廃炉・汚染水対策は多くの課題があり、これから正念場だ。国が前面に立って取り組みを進める」と強調した。

 感謝状を授与されたのは▽東芝福島第一原子力作業所工事チームメンバー▽福島第一原発3号機原子炉建屋カバーリング工事JV(鹿島・清水建設・竹中工務店・熊谷組・安藤ハザマJV)工事チームメンバー▽東芝プラントシステム福島第一安定化作業所工事チームメンバー▽山田工業(新潟県柏崎市)福島営業所工事チームメンバー▽富永工業(東京都中野区)工事チームメンバー▽横河ブリッジ福島第一原子力発電所作業所工事チームメンバー-の6チーム。

 いずれも13年10月~18年2月に行われた「3号機原子炉建屋使用済み燃料プールからの燃料取り出しに向けたオペレーティングフロアの線量低減工事および燃料取り出し用カバー設置工事」に従事した。

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