2019年5月28日火曜日

【渋滞解消の切り札、東京五輪の移動ルートにも】臨港道路南北線の沈埋函設置、7月上旬に完了見通し

関東地方整備局東京港湾事務所は27日、東京港に建設中の臨港道路南北線について、最後の沈埋函設置が7月上旬に完了する見通しになったと発表した。

 沈埋トンネル工法を採用し、七つの沈埋函を海中に沈め海底トンネルを構築する。23日に六つ目の沈埋函の設置が完了した。

 一つの沈埋函の延長は134メートル。造船所のドッグなどで製作されており、国内製作の沈埋函としては最長になるという。製作した沈埋函は現地にえい航し、関連作業を行った後に海底へ沈めていく。

 東京港はコンテナ車両が集中し、渋滞が慢性化している。臨港道路南北線は中央防波堤地区と有明地区を結ぶルート。2020年東京五輪では関係者の移動ルートとしての活用が想定されている。

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