2019年6月13日木曜日

【施工は清水建設JV】八ツ場ダム(群馬県長野原町)のコンクリ打設完了、今秋から試験湛水

約3年をかけてコンクリート打設が完了した
(写真提供:関東整備局八ツ場ダム工事事務所)
 群馬県長野原町で関東地方整備局が建設している「八ツ場ダム」の本体工事で、12日に堤体のコンクリート打設が完了した。施工は清水建設・鉄建建設・IHIインフラシステム異工種JV。工事や自治体の関係者、周辺住民らが最終打設作業を見守った。今秋から試験湛水を実施し、2020年4月の運用開始を目指す。

 同ダムは利根川水系吾妻川中流に位置する。堤高約116m、堤頂長約290.8mの重力式コンクリートダム。コンクリート打設量は約100万m3に達した。

 総貯水量は最大1億0750万m3。首都圏の洪水調整や水道・工業用水の確保、発電などの機能を担う。

 工事では効率的にコンクリ-トを打設する「巡航RCD工法」を採用し高速施工を実現した。ICT(情報通信技術)も導入。3Dデータを活用したコンクリートの締め固め管理などを実施し、生産性の向上を図った。

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