2019年6月4日火曜日

【収容3万人規模、推進会議で具体案検討】広島サッカースタジアム建設、3者が基本方針

広島県と広島市、広島商工会議所の3者は、広島市中区の中央公園広場を建設地とするサッカースタジアムの基本方針をまとめた。

 観客席は3万人規模。平和記念公園と一体となった平和発信の拠点となることを目指す。都心部再生の起爆剤となるよう、スタンド下を活用したにぎわい機能を導入するなど多機能化・複合化を図る。2019年度に基本計画策定や設計・施工の発注準備を進め、20~23年度を基本・実施設計と施工に充てる。開業は24年を目指す。

 建設地は▽都心の新たなシンボルとなる▽アクセス性に優れている▽敷地に余裕があるため、にぎわい機能の導入により年間を通じて多くの人が訪れる魅力ある場所とすることが可能-などの利点がある中央公園広場。具体的な配置場所は基本計画で決める。

 建設に当たり、▽魅力ある空間となるよう効果的なにぎわい機能の導入▽スタジアム建設と連携した旧市民球場跡地を含む中央公園全体の空間づくり▽都市再生緊急整備地域に指定された紙屋町・八丁堀地区の民間投資促進▽県営基町住宅跡地も含めて一体的なオープンスペースを確保▽騒音対策として観客席を覆う屋根への防音壁の設置や防音性の高い扉・サッシ、音が広がりにくいスピーカーの採用-などを留意する事項として挙げている。
事業主体(建設・管理運営)は、建設地が市が管理する都市公園の一部であることなどから市とする。事業手法は、サッカー場として十分な機能を持つ施設とするとともに、都心部の活性化に寄与するにぎわい機能を導入することから、それらの事業効果の最大化、設計・施工や管理運営の効率化が図れるよう検討する。

 事業の推進に際し、市長が県知事と商工会議所会頭を構成員、サッカーJリーグ・サンフレッチェ広島の会長をオブザーバーとする「サッカースタジアム建設推進会議」を設置。具体的な検討を進めていくため、同会議に各組織の事務方職員を構成員とし、広島県サッカー協会職員をオブザーバーとする「作業部会」も設ける。

1 件のコメント :

  1. 陸連が横から首を突っ込んでこないと良いですね

    返信削除