2019年6月7日金曜日

【総延べ5.8万㎡、総事業費273億円】西新宿五丁目中央南地区再開発(東京都新宿区)、特定業務代行者に熊谷組

 東京都新宿区の西新宿五丁目中央南地区市街地再開発準備組合は、再開発ビルの実施設計や施工などを担う特定業務代行者を熊谷組に決めた。総延べ約5・8万平方メートルの再開発ビルを整備する。本組合設立に向けた手続きに入っており、順調にいけば夏ころにも都が認可する見通しだ。

 計画地は西新宿5、6の約0・8ヘクタール。都営地下鉄大江戸線西新宿五丁目駅の北側に位置する。再開発ビルは敷地東側十二社通り沿いの施設棟、西側の住宅棟で構成する。

 5月に公表した事業計画によると、再開発ビルは住宅棟と施設棟の2棟で構成する。総延べ床面積は5万8140平方メートルの規模で、最高高さは約160メートル。住宅棟はRC・S造地下1階地上43階建てで471戸を計画する。

 施設棟の地上1、2階に商業機能と業務機能を配置。3階に保育所を設ける。敷地内に広場を3カ所設け、区画道路の拡幅と新設も実施する。事業期間は2024年7月まで、うち建築工事期間は20年7月~23年7月を予定する。総事業費は約273億円を見込む。

 準備組合には事業協力者として三井不動産レジデンシャルが参画。本組合設立認可後、参加組合員になる予定だ。総合コンサルタントと基本設計はINA新建築研究所が担当している。

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