2019年6月3日月曜日

【トンネルが全体の8割、停車駅は5駅想定】北陸新幹線敦賀~新大阪間延伸構想、計画段階環境配慮書を公表

鉄道建設・運輸施設整備支援機構は5月31日、延伸整備が検討されている「北陸新幹線・敦賀~新大阪間」の計画段階環境配慮書を作成し、国土交通大臣に送付した。

 事業の実施想定区域については、具体的なルートを絞り込んでおらず、直径10キロほどの京都駅付近をはじめ、幅のあるルート帯で示している。ルートの検討に当たっては、全体の約8割がトンネル、京都、大阪両市と周辺は地下トンネルを基本とする考えを示している。

 今後は同配慮書に対する住民、自治体、環境大臣、国交大臣などの意見を踏まえ、計画が策定され、環境影響評価手続きが進むことになる。意見の受け付けは1日に始まっている。

 延伸は敦賀から京都を経て新大阪までを結ぶ区間。政府・与党が敦賀から福井県小浜市付近を経由し、京都~新大阪は南回りのルートにすることを決めている。ルートは大深度地下空間の利用や新大阪駅への接続に関し、詳細な検討を行う考えを示してある。

 駅は敦賀(福井県敦賀市)、小浜市(東小浜)付近、京都駅(京都市)、京都府京田辺市(松井山手)付近、新大阪(大阪市)に設置する。

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