2019年8月19日月曜日

【回転窓】自由研究に役立つ建設業の善意

近所の公民館でボランティアの学生や地域の有志が小学生の自由研究を手伝っている。ストローなどを使った工作でサッカーゴールを作ったり、「弟に壊された」というゴムの力で動く車の修理を頼んだりする子がいる▼「こうしてみたら?」「一緒にこうやろうよ」。子供のアイデアをなんとか実現しようと、大学生や大人が一緒になって奮闘する姿を見て温かい気持ちになった▼今夏も各地で建設業の皆さんが企画したさまざまなイベントが開かれている。クルーズ船に乗っての港湾工事やインフラの学習、工事中の高速道路トンネルの見学など、なかなかできない体験の場が用意されている▼「自由研究にしようと思って」。ある見学会に来た女児が参加した理由をそう教えてくれた。母親は「工事現場を見る機会はないので。女性がたくさんいて驚きました」と笑顔で感想を話していた▼自由研究のヒントなどをホームページで提供する建設会社もずいぶん増えた。地域主催の自由研究のイベントにブースを出す団体もある。今夏も建設業の善意がファンをさらに増やし、自由研究の質の向上に役立っているに違いない。

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