2019年10月28日月曜日

【凜】日本工営都市空間事業部・福田麻里子さん


 ◇顧客に寄り添う提案が肝要◇

 幼少から興味のあった建築設計で身を立てたい-。2012年の入社以来、国内プロジェクトが業務領域の「コンサルタント国内事業本部」に籍を置き、建築設計業務に携わった。仕事は建築設計業務がメイン。7月から国内外の再開発事業、歴史的建造物の改修案件を手掛ける「都市空間事業部」に異動した。都市計画の立案などを進める中で「顧客との距離をどう縮めるか」を肝に銘じ、仕事にまい進する。

 大学で建築を専攻。寝る間を惜しんで駅前広場の配置を思案したり、ランドスケープを考えたりして課題制作にのめり込んだ。建物コンセプトの確定などプロジェクトの上流段階で「自身の能力を試したい」と思い、建設コンサルタントに狙いを定めた。面接の際に「アットホームな雰囲気」に魅了。日本工営への入社を決心した。

 「エンドユーザーが何を必要としているのか」を仕事のモットーと捉える。地域の実情を念入りに調べ、顧客に最良な提案を図るのが腕の見せどころ。印象に残る仕事は防災教育を疑似体験できる施設の改修プロジェクト。内装メーカーなど異業種と連携し工事を成し遂げた。顧客から「成長したね」と声を掛けられ、改めてやりがいを感じた。

 現在も国内外で進行する複数のプロジェクトに携わる。将来は「世界から愛される建築をつくる」のが夢と語る。目標達成を目指し、たゆまぬ努力を続ける。

 (ふくだ・まりこ)

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