2019年10月4日金曜日

【クラゲ、フワフワ。お目見えは来春】オリックス不、京都水族館(京都市下京区)を大規模改修

 ◇直径6・5メートルのドーム水槽新設◇

 オリックス不動産(東京都港区、高橋豊典社長)は2日、京都市内で運営する京都水族館の大規模なリニューアルに着手すると発表した。クラゲなどの展示エリアを4倍に拡張。直径6・5メートルのドーム型水槽を導入し、西日本最多となる約20種・5000匹のクラゲが回遊する水の空間を360度にわたって眺められるようにする。11月から工事に着手し、2020年4月下旬の公開を目指す。

 同水族館の所在地は京都市下京区観喜寺町35の1。大規模なリニューアルは開業以来初という。クラゲ、サンゴ礁の生き物、エビ・カニの3エリアを改修する。クラゲの展示エリアでは、バックヤードで行っていた繁殖や研究の活動を入場者が見られるようにする。飼育スタッフの日常的な活動を間近に観察することも可能になる。

 開業当初からクラゲの採集調査に力を入れており、生態を分かりやすく伝える「移動水族館」を市内の幼稚園で行ってきた。リニューアルに伴って、海の生き物に親しみが感じられる空間を整え、海への興味を育む水族館を目指す。

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