2019年10月31日木曜日

【新たな玄関口が誕生】渋谷駅東口地下広場、11月1日にオープン

 東急と都市再生機構は東京・渋谷で進めている「渋谷駅街区土地区画整理事業」に関連し、渋谷駅の地下に設けた東口広場のオープニングセレモニーを30日開いた。

 広場は2015年8月に地下化が完了した渋谷川の下に位置し、地上と地下の鉄道やバスターミナルの交通結節点となる。施工は東急建設・清水建設・鹿島JVが担当している。11月1日にオープンする。

 広場は地下2層構造の約1600平方メートル(機械室含め約2500平方メートル)。渋谷駅東口の地下1~2階に位置する。整備にあたって、渋谷川の約170メートルを東側へ約35メートル移設した。

 地上にあるJR線、東京メトロ銀座線と、地下の東急東横線・田園都市線、東京メトロ副都心線・半蔵門線を結ぶ歩行者動線となり、乗り換え利便性の向上や滞留空間の確保に貢献する。広場の地下には水害対策として、雨水の貯留槽を整備しており、20年の完成を目指している。

 地下2階には、駅利用者の憩いの場となるカフェ「UPLIGHT CAFE」をオープンする。観光客やインバウンド(訪日外国人旅行者)を対象とした観光案内機能を持ち、渋谷の玄関口としての役割が期待されている。地下1階には「都営バス定期券発売所兼案内所」や多機能トイレを備える「渋谷区立渋谷駅東口公衆便所」などが入る。

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