2019年11月1日金曜日

【サッカーグラウンドや多目的広を整備】生田浄水場用地有効利用、事業者に川崎フロンターレ選定

 川崎市は、生田浄水場用地(多摩区生田1の1の1)の一部を有効利用する事業者に川崎フロンターレ(川崎市高津区、藁科義弘社長)を選定し、基本協定を締結した。

 4万8000平方メートルの用地のうち、3万3000平方メートルを貸し付ける。同社の施設整備計画によると、サッカー公式グラウンド2面と多目的広場、防災拠点としての広場、屋内屋外のテニスコートを建設する。120台分以上の駐車場も整備する。

 残る1万5000平方メートルは市が費用を負担し、多目的広場(約7500平方メートル)や災害時避難場所としてのふれあい広場(約7500平方メートル)を、川崎フロンターレが活用する区画とともに一体整備する。上下水道局による整備エリアの概算整備費用は7・2億円。

 上下水道局と事業者が共同で施工計画の策定や用途地域の変更、開発許可申請、環境影響評価などの手続きを進める。2021年度に用地の借り受け、整備を開始し、22年10月ごろの供給開始を目指す。借受期間は20年間。所在地はJR南武線中野島駅と小田急線生田駅から徒歩15分の距離。用途地域は準工業地域。建ぺい率60%、容積率200%が上限。

 市は生田浄水場と潮見台浄水場を廃止して、長沢浄水場に機能を集約する再構築事業を計画。生田浄水場は工業用水道事業専用の浄水場となったため、更新用地として活用するまでの期間、用地を民間に貸し付ける。

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