2019年11月27日水曜日

【回転窓】MaaSってなに?

最近、新聞紙面で見かけるようになった「Mobility as a Service」という言葉。文字を見ただけ「ああ、あれね」と理解できる方はまだまだ少数だろう▼ICT(情報通信技術)を活用し、地域住民や旅行者などが自身の好みや都合に合わせて鉄道やバス、タクシー、シェアサイクルなどを組み合わせる。スマートフォンのアプリで検索から予約、決済まで一連のサービスが受けられる仕組みが広まりつつある▼国土交通省によると、現在全国の19地域で実証実験が行われているそう。実験は大都市近郊型・地方都市型、地方郊外・過疎地型、観光地型の3種類。例えば京都府北部の京丹後地域では年明けにバス会社や自治体などが連携し、日本三景の一つに数えられる「天橋立」もある京都丹後鉄道沿線で観光型の実験が行われる▼スマホさえあれば初めて訪れる地域でも不自由なく移動ができ、サービスが受けられる。本当に便利な世の中になったが、「この電車で大丈夫なのかな?」とドキドキすることも旅の楽しさと思えるのだが▼便利になると昔の不自由さが懐かしくなる-。ぜいたくな悩みか。

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