2019年11月11日月曜日

【凜】国土交通省関東地方整備局建政部・山本暢子さん

◇幅広くスキルを身に付けたい◇

 大きな構造物を見るのが好き。そんな思いを胸に抱いて、建設業界を選んだ。就職したのは国土交通省。河川や道路の整備は一人ではできないが、「公務員としてそこに携われることにやりがいを感じる」と話す。今の仕事は建設業法の契約関係の条文の解釈についての建設企業からの問い合わせ対応や立ち入り検査などを担当している。

 専門的に法律を学んできた訳ではなく、配属当初は悩むこともあった。法律はあくまで原則であり、将来起こることの正否は判断できない。企業から新しい事業を起こす際にそれが法律に触れるかを聞かれても答えようがないこともあり、「分かってもらうのに苦労した」と振り返る。

 配属から4年目を迎え、建設業法の趣旨やその意味を伝えることにも慣れてきた。自分の解説で理解してもらうことにやりがいを感じるようにもなった。

 「建設分野は何をやっても面白い」と話し、今後のキャリア形成のためにも「幅広い分野で仕事をして、スキルを身に付けていきたい」と意気込む。できるだけ多くの分野に習熟し、「山本だからこの仕事をやらせてみよう」と言ってもらえるようになることが今の目標だ。

 趣味はコントラバスの演奏。社会人のオーケストラに加わっており、休日は練習に励んでいる。

 (建設産業第一課、やまもと・のぶこ)

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