2019年12月9日月曜日

【実施設計・施工は竹中工務店JV】有明アリーナが竣工、五輪後は民間が運営

 2020年東京五輪・パラリンピックでバレーボールと車いすバスケットボールの競技会場になる「有明アリーナ」(東京都江東区)が9日に竣工を迎えた。整備主体は東京都。五輪後の運営では都有施設で初めてコンセッション(公共施設等運営権)方式が導入される。

 施設規模は5階建て延べ4万7200m2。約1万5000席(仮設約3000席含む)の観客席を備え、都内最大級のアリーナとなる。

 基本設計は久米設計が担当。実施設計と施工は竹中工務店・東光電気工事・朝日工業社・高砂熱学工業異業種JVが担った。工事は建築、電気、給排水衛生、空調の四つに分けて進められた。工事期間は17年4月からの約33カ月。今後、五輪開催に向け東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が床の整備を実施する予定だ。

 五輪開催後は電通ら7社が設立した特別目的会社(SPC)が運営を担当。スポーツ大会やコンサートなどさまざまなイベントに活用されることになる。

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