2019年12月24日火曜日

【記者手帖】ラグビー場見学ツアーをぜひ

 1961年の開場以来、多くの高校野球ファンに親しまれてきた神宮第2球場。高校野球での使用は11月3日に行われた秋季都大会の準々決勝が最後。58年にわたる歴史に幕を閉じた。ゴルフ練習場としての営業も12月31日で終了。東京五輪後に解体され、跡地には秩父宮ラグビー場が建設される◆隣にある神宮球場のお下がりの人工芝を敷いたグラウンド。外野の所々で芝が剥げ、下にある黒いゴム層がむき出しというオンボロ感漂う球場だった。だが11月3日は別れを惜しむ高校野球ファンが大勢詰めかけた◆新国立競技場と同様、建設中のラグビー場の姿を見たいと思う人は多いのではないか。はとバスは2018年に神宮球場の西側にある日本青年館ホテルの高層部から建設中の国立競技場を眺めるプランを組み込んだツアーを企画した◆一般公開していない新国立競技場を望むことができツアーは人気に。平日でも予約が難しかったと聞く。神宮第2球場はホテルのすぐ近く。建設中の姿はより見やすいはず。日々姿を変えるラグビー場の建設現場を眺めるツアー、ぜひ企画してほしい。(石)

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