2020年3月9日月曜日

【回転窓】花に春の訪れを感じる

近所のホームセンターの園芸コーナーに色とりどりのチューリップが並び始めた。芽を出し始めたものから、つぼみが膨らんで花が咲きそうなものまでさまざま▼担当者の好みか仕入れの都合かは分からないけれど、店先に並ぶ花は色が毎シーズン異なる。淡いピンクに赤が差し色で入った数十株のチューリップを今年初めて見て、遠くない春を感じた▼二十四節気の啓蟄(けいちつ)を過ぎた。冬から春に移っていくこの時期、開花がピークを迎える園芸向きの花は意外と少ないと聞いた。そういう時期だからか、人気の植物の一つにクリスマスローズがある▼控えめに少し頭を垂らしたように花を咲かせるのが特徴。寄せ植えや栽培講習を毎年行っている千葉県の公園には、白や紫、バラのような深紅の花を付ける種などがあり、花びらの形が個性的な種も増えている▼公園で8日まで開かれたクリスマスローズコレクションは、新型コロナウイルスの影響もあり人出が少なかったそうだ。桜の開花予想が出始めるなど春はどんどん近づいてきている。安心して外を歩けるよう、感染拡大の早期収束を願わずにはいられない。

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