2020年5月15日金曜日

【ロンドン・ナイチンゲール病院の仮設に貢献】日本工営の海外グループ会社、大規模展示場の病院転用で設計担当

 日本工営の海外グループ会社で英国に拠点を置く建築設計会社BDP(マンチェスター、ジョン・マクマナスCEO〈最高経営責任者〉)が、大規模展示場を仮設病院に転用するプロジェクトで設計業務を担当した。

 新型コロナウイルスの感染拡大で病床数が不足する中、ロンドン市内にある展示施設の一部空間を利用し、9日間で500床を設置。4月3日に開設し同7日に患者の受け入れを始めた。

 仮設病院は、ロンドン東部に位置する大規模展示施設の「エクセル展示会センター」に設置した。同国の国民保健サービス(NHS)が「ナイチンゲール病院」の名称で患者を受け入れている。

 施設整備は、BDPが病院への用途変更を提案し実現した。現地の建設会社や展示施設の管理会社などと連携、短期間で500床を確保した。15日に患者の受け入れを一時中止するが、感染拡大の余波に備えて施設を維持する予定だ。

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