2020年5月12日火曜日

【総延べ12万㎡規模を計画】囲町東地区再開発(東京都中野区)、総事業費は665億円に

 東京都中野区の中野囲町東地区市街地再開発準備組合が計画する再開発プロジェクトの事業計画案が明らかになった。総事業費約665億円を投じA、Bの二つの敷地に総延べ約12万平方メートルの再開発ビルを建設する。

 今夏にも本組合設立認可を受ける見通し。2021年11月の着工、25年3月末の竣工を想定している。

 事業の計画地は中野4(区域面積約2ヘクタール)。警察大学校などの跡地開発で生まれた「中野四季の都市(まち)」地区とJR中央線の線路の間に位置する。再開発を通じて土地の高度利用や道路基盤の整備を推進。新たなにぎわいの創出を目指す。

 区が11日に縦覧を開始した事業計画書によると、東側のA敷地(1万0050平方メートル)と西側のB敷地(3160平方メートル)に再開発ビルを建設する。A敷地のビルはS・RC・SRC造地下2階地上24階建て延べ9万0600平方メートルの規模。「住宅棟」と「商業・事務所棟」で構成する。低層部に商業機能、業務機能と住宅機能を高層部に配置する。

 B敷地には「住宅棟」を建設する。建物規模はRC一部S造地下1階地上20階建て延べ約3万0500平方メートル。1~20階が住宅で1階部分に商業施設も入る。A、B両敷地で合計戸数は約720戸となる。区域内に約1000平方メートルの広場も新設し、防災機能や回遊性の向上を図る。総事業費は665億6300万円を見込む。

 準備組合には事業協力者として三井不動産レジデンシャル、大成建設が参画している。三井不レジは本組合設立後、参加組合員になる予定。ビルの基本設計は五味建築設計事務所・佐藤総合計画JVが担当した。

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