2020年6月30日火曜日

【記者手帖】本来なら…

6月の札幌は気温が上昇して晴れの日も多くなり、とても過ごしやすい。よさこいソーラン祭りや北海道神宮例大祭などが催され、観光には最適のシーズンだ◆本来なら大通公園や札幌駅周辺は観光客でにぎわっている。だが今年は新型コロナウイルスの影響でイベントは軒並み中止。外国人旅行客の姿を見ることはほとんどない◆例年は雪解けが進む3月下旬から、天気の良い日は大通公園沿いにある会社まで、自宅から50分ほどかけて自転車通勤している。今年は当初予定していた東京五輪のマラソン・競歩のため雪解け直後から舗装工事が続いていた。残念ながら五輪は延期になったが、6月中旬には工事が完了しきれいな舗装道路になった。昨年11月に札幌開催が決まった時には、舗装工事ができないため準備不足が不安視された。けれども仮に予定通り開催されていても、工事はしっかり間に合っていただろう◆「本来なら、短期間で見事に工事を完了させた道内建設業の底力をきっちりアピールできていたのに…」。残念な気持ちは確かにある。打ち替えられた舗装の快適さを多くの札幌市民が感じているはずだ。(ほ)

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