2020年7月6日月曜日

【呉服橋・江戸橋出入り口撤去工事発注】首都高日本橋地下化、プロジェクトが始動

 首都高速道路会社は、首都高速都心環状線の日本橋区間(東京都中央区、千代田区)を地下化する大規模工事の発注手続きを開始した。

 日本橋川の上にある高架道路の一部を地下化するとともに老朽化した構造物を更新する。周辺一帯の景観と環境を改善する大型事業が進むことになる。同社は3日に「(改)都心環状線(日本橋区間)呉服橋・江戸橋出入口撤去工事」の一般競争入札を公告した。

 日本橋川上空の道路は都心の渋滞解消を目的に、1964年の東京五輪前に建設された。地下化を巡っては4月に都の事業認可を取得しており、今秋には準備工事などが開始されることになっている。

 地下化の事業区間は神田橋JCT~江戸橋JCT間(千代田区内神田2丁目~中央区日本橋小網町)の約1・8キロ。約1・1キロがトンネル。約0・4キロは高架、約0・3キロが擁壁構造となる。トンネルはシールドマシンで掘削する。常盤橋と呉服橋、江戸橋の出入り口3カ所は廃止し常盤橋換気所を改築する。工事は3段階で進め、地下ルートは2035年の開通、既存高架橋の撤去は40年の完了を予定している。

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