2020年7月8日水曜日

【新入社員が“ほっこり映える”仮囲いづくり】熊谷組、建築現場の仮囲いに模型の水族館

 熊谷組が仙台市泉区で施工している「(仮称)仙台徳洲会病院移転新築工事」(発注者・医療法人徳洲会)の現場が地元の新名所になりつつある。

 現場に配属された新入社員2人が敷地角にある仮囲いのスペースに水族館の模型を作った。近隣の小学校に登校する児童は大喜びという。今後も「ほっこり映える」をテーマに、季節に合った創作物を展示する予定だ。

 仮囲いの活用を企画したのは熊谷組東北支店の青柳謙太郎作業所長。新型コロナウイルスの影響で平年と同じように新人研修を行うのは困難だった。そこで現場に配属された新入社員の赤羽佑斗さんと井上涼花さんに有効活用を指示。材料は100円ショップでそろえることを条件にした。

 赤羽さんと井上さんは企画立案を含め1カ月程度で水族館を製作。釣り糸でつるされた魚の模型が揺れる姿は本物の水族館のように見え、小学生や子ども連れの親子から大人気という。

 「他の新人に比べ良い研修の機会を与えてもらえた」と赤羽さん。井上さんは「初めて任された仕事で責任やプレッシャーがあった」と話していた。

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