2020年10月6日火曜日

【記者手帖】変わる生活スタイル

  先日久しぶりに広島湾に浮かぶ厳島に渡った。「安芸の宮島」という呼び名の方が一般的だがこの名称、実は通称なのはご存じだろうか。新型コロナウイルスの流行で海外からの入国を大幅に制限している日本。インバウンド(訪日外国人旅行者)の姿はなかったものの、学生や家族連れで思いのほかにぎわっていた◆活気にあふれた観光地の様子にひと安心したが、どこのお店も食事をするのは1時間待ち。大行列にうんざりしたが、それも経済活動の一環と見れば喜ぶべきことだろう◆政府が推し進めるGo Toキャンペーン。さまざまな見方はあるが観光産業にとっては救いの神に違いない。新型コロナの感染拡大対策で生活スタイルは大きく変わりつつある。これまでもテレワークの推進など働き方改革が求められていたものの、導入に二の足を踏む企業は多かった。感染症対策でやむを得ずという側面はあるだろうが、それでも決断をちゅうちょできない状況にある◆ある地元の建設会社はオフィス機能を備えた自動車の導入を決めた。ウィズコロナ時代を見据え正しく警戒し、工夫をしながらやっていこうと思う。 (高)

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