2020年10月26日月曜日

【やっぱり!マイ・ユニホーム!!】土佐工業「女性向け作業着を自社で考案・市販化」

 建設業の女性を中心に広がっている、土佐工業(千葉県船橋市、柴田久恵社長)が販売するオリジナル作業着「けんせつ姫」。男性の着用を前提にデザインされていることの多い従来の作業着の常識を覆し、女性も着たくなるようなデザインを同社が考案した。2017年から市販している。

 サクラ柄の裏地がアクセント。袖を折ればシックな黒地の作業着に鮮やかなピンクのサクラが咲く仕掛けだ。パンツは作業中に下向きになったり、背伸びしたりしても下着が見えないように、股上は深めに裁縫している。

 お尻回りや太もも部分は少しゆとりを持たせて屈伸作業がしやすいよう工夫した。腰ベルトループは足場などに引っ掛からないよう、太いループにすることで安全性も高めた。

 ロンドン五輪が開催された12年当時、国内では20年五輪の東京開催案が浮上しており、「もし東京が開催地に決まったら、海外向けに日本の建設業をアピールできるのでは」(柴田社長)とのアイデアから、日本を象徴するサクラ柄のユニホームの考案に至った。ユニークなデザインは仕事先でも目にとまるらしく、「サクラ柄がすてきですね」などと声を掛けられることもあるそうだ。

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