2020年10月20日火曜日

【先頭車両の形状変更、乗り心地も改善】JR東海、リニア新幹線の改良型試験車公開

 リニア中央新幹線の営業車両の仕様を固めようと、JR東海が改良型試験車の走行試験を8月から山梨県内で行っている。先頭車両の形状を変更し、座席は乗り心地を改善するため部材などを変更した。

 試験車を公開した19日、山梨県都留市の山梨リニア実験センターで、大島浩所長は「(従来の)L0系をブラッシュアップして新しい車両を造った。走行試験を始めたばかり。改良し、いいものを営業車両に取り入れたい。安全面、快適性など、やり残しをなくしたい」と技術開発に意欲を示した。時速500キロの高速走行時での騒音低減を改良効果の一つに挙げ、「これから定量的な評価をしたい」と述べた。


 延伸・更新工事が完了し山梨リニア実験線が2013年に延長42・8キロになって以降、1日平均2000キロの走行試験を行っている。走行距離は1997年の試験開始から15日時点で319万キロとなった。

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