2020年12月1日火曜日

【事業費提案額は107・7億円】青森市多目的アリーナ・公園一体整備・運営、大成建設ら6社グループに

大成建設らが提案した施設の完成予想イメージ(青森市提供)

  青森市は多目的アリーナと公園を一体的に整備・運営する民間事業者を決める公募型プロポーザルを行い、最優秀提案者に大成建設を代表企業とするコンソーシアムを選定した。事業費の提案額は税込みで107億7406万3520円。2021年1月に優先交渉権者が設立した特定目的会社(SPC)と仮契約を結び、同3月に本契約を締結する。

 21年4月~24年4月に設計と工事を進め、24年7月1日の開業を目指す。維持管理・運営期間は24年4月~39年3月の15年間。

 コンソーシアムの構成企業企業には▽川島隆太郎建築事務所(青森市)▽藤本建設(同)▽豊産管理(同)▽オカモト(北海道帯広市)▽青森放送(青森市)-の5社が参画。協力企業として▽隈研吾建築都市設計事務所▽青森市緑化事業協同組合▽アール・エー・ビーサービス(青森市)▽AKcompany(同)▽MiK(同)-の5社が名を連ねる。

 事業では旧国鉄青森操車場跡地(浦町橋本)で多目的アリーナの「(仮称)青森市アリーナ」と、公園の「(仮称)青い森セントラルパーク」(面積約5・1ヘクタール)を一体的に整備・運営する。二つの官民連携手法を併用。アリーナにはDBO(設計・建設・運営)を採用し、公園には改正都市公園法の公募設置管理制度(Park-PFI)を活用する。

 大成建設グループの提案によると、アリーナの構造と規模はS・RC造3階建て延べ1万0979平方メートル(建築面積9834平方メートル)。メインアリーナはプロバスケットボールBリーグや公式試合を行えるようにし、その際には3500席の客席を確保。コンサートの開催時には5004席以上を確保する。

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