2022年1月12日水曜日

【Park-PFIで2024年竣工目指す】須磨海浜水族園・海浜公園再整備、竹中工務店と鴻池組で着工

再整備後のイメージ(報道発表資料から)

  サンケイビルら7社グループは、神戸市須磨区で進める「須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業」で施設の建設工事に5日着手した。老朽化した水族園を建て替えるとともに、隣接する海浜公園にホテルなどを整備する。園地とホテル、にぎわい施設、駐車場の設計は浅井謙建築研究所。竹中工務店が新水族館の設計を手掛ける。施工は園地と水族館が竹中工務店、ホテルと駐車場は鴻池組。にぎわい施設の施工者は決まっていない。

 事業では約14ヘクタールの公園のうち約10・2ヘクタールを再整備する。敷地の東側に遊具などを備える園地(区域面積4万8100平方メートル)と、レストランなどのにぎわい施設(3棟総延べ2012平方メートル)を配置。イルカやシャチを飼育する水族館(3棟総延べ2万2271平方メートル)を中央に整備する。二酸化炭素(CO2)の排出削減や感染対策などに向けた新技術を導入予定だ。

 西側には地産地消をテーマにした「価値体験型ホテル」(7階建て延べ7312平方メートル)と駐車場(計1110台)を整備する。駐車場は23年5月、園地とにぎわい施設は同9月、水族館とホテルは24年春の竣工を予定している。

 神戸市は再整備に当たり、Park-PFI(公募設置管理制度)を導入。19年にサンケイビルが代表のグループを選出した。構成員は▽三菱倉庫▽JR西日本不動産開発▽竹中工務店▽阪神電気鉄道▽芙蓉総合リース▽グランビスタ ホテル&リゾート-の6社。

0 コメント :

コメントを投稿