光るどろだんご全国大会は、INAXライブミュージアムの体験教室として06年にスタート。LIXILと全日本空輸、中部国際空港会社が共催し、これまでにショールームでの開催も含めて18万人が体験している。大会には、4歳から44歳まで幅広い年齢層の選手が参加。手のひらに乗せた土の塊を一心に磨き上げ、個性豊かな作品を制作した。審査委員長は土絵作家の三木きよ子氏が務めた。
最優秀賞に選ばれた中嶋さんの作品は、飛行機に乗って雲を突き抜けて出たときの、澄んだ空をイメージした。中嶋さんは「雲を突き抜けると驚くほどの清らかな星空が広がっているという体験を、人生にもなぞらえて表現した」と作品のコンセプトを話した。
三木氏は「今大会も力作ぞろいで審査が大変だった」と講評。評価ポイントとして「どろだんごを削る姿勢や、机の上をきれいに片付けながら制作できるかなども加味した」という。最優秀作品は「土・どろんこ館」に永久保存され、セントレア賞受賞作品は中部国際空港に展示される。
最優秀以外の各賞の受賞者(敬称略)と作品は次の通り。
▽優秀賞=早坂里音「うちゅうにかがやく地球」、土田愛華「夜空にかがやく花火」
▽優良賞=村上加穂子「クリスマス・イブ」、佐藤大地「瀬戸のうずしお」、細田一颯「ふぶきの夜」
▽LIXIL賞=新納萌菜「もえちゃんのおうち」
▽全日空賞=梶本真由「私の星」
▽セントレア賞=牧野璃子「かがやく雪のようせい」
▽三木きよ子特別賞=北村倫之介「ラグビーワールドカップ」。
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