2018年6月5日火曜日

【2019年の供用開始めざす】新港ふ頭(横浜市)で客船ターミナル整備着手

 横浜岡田屋(横浜市西区、岡田伸浩社長)らは4日、横浜市中区のみなとみらい21(MM21)地区新港ふ頭で客船ターミナルの整備事業に着手したと発表した。

 現地で開いた起工式では関係者が鍬入れなどを行い、工事の無事安全を祈願した。延べ約3万平方メートル規模の施設を建設する。設計は梓設計、施工は五洋建設が担当している。19年の供用開始を目指す。

 事業名称は「YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT」。横浜岡田屋らが設立した新港ふ頭客船ターミナルが横浜市と定期借地権契約を結び、事業を推進する。

 建設地は新港2の14の1(MM216-1街区)。敷地面積は1万7400平方メートルで、みなとみらい線馬車道駅から徒歩10分圏内に位置する。近隣には商業施設や観光施設が集積している。

計画によると、客船ターミナルの建物規模は5階建て延べ3万0290平方メートル。1階のCIQ(税関・出入国審査・検疫)施設を中核に、1~2階は「食」をテーマとした体験・体感型の商業施設、1~5階に200室の高質なホテルなどを設ける。CIQ施設は横浜市が新港ふ頭客船ターミナルからフロアを借り運営する。

 新港ふ頭客船ターミナルは横浜岡田屋のほか▽小此木▽藤木企業▽川本工業▽京浜港ワッチマン業協同組合▽T・Yホールディングス▽横浜グランドインターコンチネンタルホテル▽野村不動産-の7者で構成する。

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