2018年6月8日金曜日

【沖縄県が国建JVに委託】Jリーグ規格スタジアムへ官民連携手法等検討調査

沖縄県は、17年度に整備基本計画をまとめたサッカーJリーグ1部(J1)の基準を満たす競技場に関する複合機能導入の実現可能性や効果的な整備・運営手法などを検討する「Jリーグ規格スタジアム官民連携手法等検討調査業務」の企画提案公募で2者を審査し、委託先候補に国建・野村総合研究所JVを選定した。近く随意契約を結び業務委託する。

 業務内容は参入が有望な民間事業者などの調査・分析やこれを踏まえた効果的な事業スキームの整理、有識者らからの意見聴取、事業化方策などの整理・検討。事業化方策ではスタジアム本体と複合機能の整備イメージの検討、概算事業費の算出、整備期間の検討、事業者公募に向けた考え方の整理を行う。履行期限は19年3月29日。

 整備基本計画によるとスタジアムは那覇市の奥武山公園内の現陸上競技場とその周辺に配置し、収容人数2万人、建物規模はRC一部S造6階建て延べ約4万7500平方メートル。スタンドは全体を屋根で覆い、ラグビーやコンサートなどにも利用できる施設とする。概算整備費は約178億円を見込み、財政負担を抑えるため、集客につながるような複合機能の一体的な整備を検討するとしていた。

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