2019年7月23日火曜日

【総事業費610億円、全周に大屋根架設】瑞穂陸上競技場改築(瑞穂区)、民活導入で事業者ヒアリング実施へ

名古屋市教育委員会は、瑞穂陸上競技場(瑞穂区山下通)の改築に民間活力を導入するため、事業者ヒアリングを実施する。参加申請を31日まで受け付ける。8月26~30日の日程で1社当たり90分程度、事業スキームや行政への要望などについて話を聞く予定。

 参加できるのは、PFI事業への参加かスポーツ施設の指定管理者としての実績がある者。グループでも申し込みができる。

 同競技場の改築事業では、老朽化している現施設を取り壊し、2層構造(一部1層)収容人数3万席規模の新スタジアムを建設する。スタジアムの全周には高さ31メートルの大屋根を設けるほか、バリアフリーや選手、観客、VIPの動線分離などを盛り込む。2026年のアジア競技大会では、メインスタジアムとなる。大会時にはフィールド内に仮設席を設け、最大3万5000人を収容する予定。総事業費は約610億円を見込んでいる。

 ヒアリングを参考にして本年度中に実施方針案などをまとめる。20年度内に事業者を選定し、21年度から設計と既存施設取り壊しに入り、23年度着工、25年度内の完成を目指す。事業はBTO(建設・移管・運営)方式を採用する予定。陸上競技場の維持管理・運営期間は26~40年の15年間を想定している。

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