2026年5月21日木曜日

ライト工業/地盤改良工法向けのクラウドシステムを構築/現場全体を遠隔で監視

 ライト工業は、地盤改良工法の一つで機械撹拌により改良体を造成する「RASコラム工法」向けのクラウドシステムを構築した。現場の施工管理データをクラウドにアップロードし、遠隔でリアルタイムに施工状況を確認。2Dや3Dの画面で現場全体を俯瞰(ふかん)的にモニタリングでき、出来形帳票データなどもダウンロード可能だ。施工管理と書類作成の作業を分担し、現場管理者の負担軽減にもつなげる。
 RASコラム工法は同社が展開する深層混合処理の機械撹拌工法の一つ。原地盤とセメントミルクを撹拌翼でかき混ぜながら削孔し、地盤を改良する。現場では専用の管理システムを用い、施工データに基づき出来形管理表を作成し管理している。
 同社はRASコラム工法用のクラウドシステムを開発した。現場で稼働している管理システムのデータを取得し、施工管理の遠隔化やデータ作成作業の効率化を図り、施工品質をさらに高めるのが狙い。
 クラウドシステムは、稼働中または施工済みの全国の現場のデータや情報を蓄積する。全国各地で稼働するすべての杭打ち機を同時に管理できる。改良体の深度やスラリー吐出量、羽根切回数、積算電流値などのデータを随時把握でき、現場ごとに設定する基準値を確認しながらの現場管理を実現。1本目の改良体の施工や土質的に難度の高い現場などは本社・支社支店・現場で、通常施工の場合は支社支店・現場で施工状況を管理、監視する。
 クラウドシステムを通じて各種帳票や2D・3Dデータが出力可能。国土交通省ICT活用工事の地盤改良工「固結工(スラリー撹拌工)」要領で提出を求める「杭打設結果表」「杭芯位置管理表」「全体改良範囲図」の三つの帳票が、現場や支社支店など場所を問わず取得できる。現場管理者が行う書類の整理や作成の負担を軽減。従来業務と比べ1割以上の負担を減らせるという。
 同社は発注者や元請に対し、閲覧制限を設けて管理画面を公開。現場状況の確認や遠隔立ち会いなどに活用する。クラウドシステム適用工種にRASコラム工法以外の機械撹拌工法などを追加。複合撹拌機構を持つ「RMP-MST工法」の現場で試行しており、夏にも公開する予定。浅層・中層の地盤改良工法「SCM工法」は年度内の公開を目標に開発している。


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from 技術・商品 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184423
via 日刊建設工業新聞

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