2026年5月18日月曜日

空調設備工事上場5社/26年3月期、全社が過去最高益/増収は4社

 空調設備工事上場大手5社(高砂熱学工業、大気社、ダイダン、三機工業、新日本空調)の2026年3月期決算が15日に出そろった。連結ベースで4社が増収。全社が営業利益と経常利益で20%を超える伸び率となり、過去最高を更新した。オフサイト加工の拡大や業務のデジタル化など生産性向上策が実を結んだ。データセンター(DC)や産業施設の整備、都市開発などで依然として旺盛な建設需要を着実に取り込んだ好決算となった。
 連結売上高は4社が増収で、大型工場や大規模開発の工事を順調に進めた高砂熱学工業と新日本空調の2社が過去最高となった。微減となったダイダンもリニューアル工事などで好調を維持している。
 本業のもうけを示す営業利益は各社とも売上高の増加に加え、ここ数年で受注した好採算工事や施工時の収益改善が反映された。三機工業や新日本空調は、原価・リスク管理を徹底し利益を着実に確保。経常利益では高砂熱学工業が工事採算の改善や国内外の子会社の業績が堅調で、初の500億円台となった。
 業績の先行指標になる単体受注高も、全社が2桁の伸び率を記録した。連結繰越工事高は三機工業を除く4社が過去最高だった。
 27年3月期は全社が増収増益を見込む。人件費や資機材価格の上昇に対し価格転嫁が進んでおり、当面は良好な事業環境が続くと予想する。一方、不安定な中東情勢が及ぼす影響を各社は注視。高砂熱学工業は資機材供給網の変化などで単体営業利益額が微減する試算を公表した。
 各社は豊富な手持ち工事を消化するため、引き続き人材確保をはじめ多様な施策を講じていく方針だ。


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from 企業・経営 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184251
via 日刊建設工業新聞

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