2026年5月22日金曜日

森ビル/向後康弘次期社長が会見/創造力、挑戦心を発揮できる組織に

 森ビルの次期社長に内定した向後康弘取締役兼常務執行役員と辻慎吾社長が20日、東京都内で会見を開いた。社長交代は15年ぶり。向後氏は「建築費の高騰や工期の長期化、人手不足など事業環境は厳しい。人の生活や働き方、学び方なども多様化してきている」と現状を分析。その上で「社員一人一人の自由な発想や創造力、挑戦心を発揮できるような組織を作る」と述べた。
 社長就任に当たり最も大切にしている思いとして向後氏は「森ビルらしい都市づくりの追求」を挙げた。「都市に真摯(しんし)に向き合い、あるべき都市とは何かを考え続け、実現に向けて挑み続ける」との経営姿勢を示した。
 人材育成にも力を入れる。東京都港区の「六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業」をはじめ、複数のプロジェクトを抱えている。既存の「ヒルズ」の価値をどう高めていくのかも会社を成長させる上で重要になる。「挑戦の機会と場はそろっている。これらを通じて人と組織の成長を図っていきたい」(向後氏)。
 六本木5丁目プロジェクトは建築費の高騰や工期の長期化などで当初計画していた2030年度の竣工が難しくなっている。向後氏は「どうやれば合理的な計画になるのか、効率的に施工できるのかを建設会社や設備工事会社などいろいろな方々から意見をいただいて検討している」と説明した。
 辻社長は向後氏を「周りともうまくやりながら、諦めずに粘り強く仕事をこなして、成果を出す人物」と評した。次期社長に選んだ理由として、これまでの実績に加え「森ビルの哲学や思想といった部分を現場でずっと見てきた。森ビルの根っこにある部分を一番よく理解している」と言及。森ビルのDNAを引き継ぐ最適な人物だということを強調した。
 今後は会長として新体制を支えつつ、ニューヨークの新規プロジェクトに取り組む。詳細な内容は後日発表するという。


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from 企業・経営 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184445
via 日刊建設工業新聞

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