赤れんがは一つ一つ色や形に違いがあり、風合いが時間の経過を感じさせる。都内にも東京駅丸の内駅舎や法務省旧本館など多くの赤れんが建築が現存するが、東京芸術大学の正門を入って左側にある「赤レンガ1号館」が最古だそうだ▼1880年に教育博物館(国立科学博物館の前身)の書籍閲覧所書庫として建てられた。設計は、西洋の建築技術を学んだ工部省技官の林忠恕(35~93年)が手掛けた▼1978年に解体が決まったが、建築史家らの調査と保存活動が結実し80年に活用方針が定まった。明治初期のれんが造りとして貴重な存在だが、内部は関東大震災後の修復の跡、その後の鉄骨補強、設備更新といった歴史を刻んできた▼赤レンガ1号館がおそらく完成以来初めて、外部の人を内部に迎え入れる。都内にある名建築の数々を散策しながらその魅力を楽しむ大規模な建築体験イベント「東京建築祭2026」(16~24日)で23、24日の2日間、特別公開される▼今年で3回目となる建築祭には過去最多の151件の建築が参加。普段非公開の建築の扉が開く貴重な機会を通じ、新たな視点で東京の魅力を再発見したい。
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from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=184440
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